生理用品、どれを選べばいいの？ナプキン、タンポン、吸水ショーツ…全部解説！
毎月やってくる生理。その期間を少しでも快適に過ごすために欠かせないのが、生理用品ですよね。「いつも何となくナプキンを選んでるけど、本当にこれでいいのかな？」「タンポンってどう使うの？」「最近よく聞く吸水ショーツって便利なの？」
生理用品には、ナプキン以外にも様々な種類があり、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。自分の経血量やライフスタイル、シーンに合わせて最適なものを選ぶことで、生理中のストレスをぐっと減らすことができるんです！
この記事では、代表的な生理用品であるナプキン、タンポン、吸水ショーツ、月経カップについて、それぞれの特徴から使い方、選び方までを徹底解説します。さらに、生理用品を選ぶ上での大切なポイントや、快適に過ごすためのヒントもお伝えします。
さあ、あなたにとっての「生理中のベストパートナー」を見つけて、憂鬱な生理期間を少しでもハッピーに過ごしませんか？
生理用品の選び方で快適さが変わる！チェックしたいポイント
数ある生理用品の中から自分に合ったものを選ぶためには、いくつかのポイントがあります。
1. 経血量に合わせて選ぶ
生理の量には個人差があり、また生理周期の中でも多い日、少ない日があります。
多い日・夜用: 経血量が多く、吸収力が高いもの、長いものを選びましょう。
普通の日用: 一般的な経血量に対応するもの。
少ない日・終わりかけ用: 経血量が少なく、コンパクトで薄いものが快適です。
2. ライフスタイルやシーンに合わせて選ぶ
普段の生活や、その日の予定によって、選び方を変えるのがおすすめです。
日常生活: 気軽に使えるナプキンが一般的。
スポーツや温泉: 動きやすさや水漏れの心配が少ないタンポンや月経カップが便利です。
就寝時: 長時間安心できる夜用ナプキンや吸水ショーツが役立ちます。
旅行やアウトドア: 交換の手間が少ない吸水ショーツや月経カップも検討しましょう。
3. 素材や肌触りの好み
敏感肌の方や、かぶれやすい方は、素材にも注目しましょう。
肌に優しい素材: コットン素材や、デリケートゾーンに優しい設計の製品を選びましょう。
通気性: ムレやかゆみを防ぐために、通気性の良いものを選ぶのも大切です。
代表的な生理用品を徹底解説！特徴と使い方
それでは、それぞれの生理用品の特徴を詳しく見ていきましょう。
1. ナプキン（生理用パッド）
最も一般的で、多くの方が使用している生理用品です。下着に直接貼り付けて使用します。
特徴:
種類が豊富: 長さ、厚さ、羽つき・羽なし、多い日用・少ない日用、夜用など、様々なタイプがあります。
手軽さ: 使い捨てで衛生的。交換も簡単です。
吸収力: 高分子吸収体が経血をしっかり閉じ込めます。
肌への接触: デリケートゾーンに直接触れるため、肌触りや素材選びが重要です。
メリット:
初心者でも使いやすい。
気軽に購入できる。
外出先での交換も容易。
生理の終わりかけなど、量が少ない日でも安心。
デメリット:
経血量が多いと、モレが心配になることがある。
ムレやかぶれの原因になることがある。
交換頻度が高い。
スポーツなど激しい動きには不向きな場合がある。
選び方のポイント:
長さ: 経血量や活動量に合わせて選びましょう。多い日や夜は長いもの、少ない日は短いもの。
羽つき・羽なし: 羽つきは下着に固定されやすく、ズレやモレを防ぎたい時に便利です。
素材: 敏感肌の方は、オーガニックコットンなどの肌に優しい素材や、通気性の良いものを選びましょう。
2. タンポン
体の中に挿入して経血を吸収する生理用品です。
特徴:
内部吸収: 体内で経血を吸収するため、外に漏れる心配が少なく、ムレにくいです。
自由な動き: スポーツや温泉、プールなども楽しめます。
使用感: 適切に挿入すれば、ほとんど違和感を感じません。
メリット:
動きやすく、スポーツやレジャーに最適。
ムレやかぶれの心配が少ない。
交換頻度を減らせる場合がある。
経血が空気に触れないため、ニオイが気になりにくい。
デメリット:
挿入に慣れが必要。初めて使う際は説明書をよく読みましょう。
交換を忘れると、トキシックショック症候群（TSS）という稀な病気を引き起こすリスクがある（ただし、非常に稀です）。
量が多い日以外は、膣内が乾燥して出し入れしにくい場合がある。
選び方のポイント:
吸収量: レギュラー、スーパー、スーパープラスなど、吸収量によって種類があります。経血量に合わせて選びましょう。最初はレギュラーから試すのがおすすめです。
アプリケーターの有無: 挿入を補助するアプリケーター付きが初心者にはおすすめです。
3. 吸水ショーツ（生理用ショーツ）
ショーツ自体に吸水・防水機能が備わっており、ナプキンなしで経血を吸収してくれる新しいタイプの生理用品です。
特徴:
エコフレンドリー: 洗って繰り返し使えるため、ゴミの削減に貢献できます。
一体型: ナプキンやタンポン不要で、ショーツ一枚で過ごせます。
安心感: 高い吸水力と防水機能で、モレの心配が少ないのが魅力です。
メリット:
生理中のゴワつきやムレ感が少ない。
ナプキン交換の手間が省ける。
生理用品のストックを気にしなくて済む。
お財布にも環境にも優しい。
夜間や少ない日に安心感が大きい。
デメリット:
初期費用がかかる。
洗濯の手間がある。
経血量が多い日は、交換が必要になる場合や、別の生理用品と併用が必要な場合がある。
外出先での交換（洗濯）が難しい。
選び方のポイント:
吸水容量: 各ブランドで吸水量が異なります。自分の経血量に合わせて選びましょう。
デザインと履き心地: デイリー使いするものなので、快適な履き心地と好みのデザインを選びましょう。
素材: 速乾性や防臭効果のある素材がおすすめです。
4. 月経カップ
医療用シリコンなどでできたカップを膣内に挿入し、経血を溜める生理用品です。
特徴:
再利用可能: 洗って繰り返し使うことで、数年間使用できます。
最長12時間装着可能: 交換の手間が大幅に減ります。
環境に優しい: 長期間使えるため、ゴミがほとんど出ません。
経済的: 初期費用はかかりますが、長期的に見れば最も経済的です。
メリット:
交換頻度が少ない。
ムレやかぶれの心配がほとんどない。
スポーツや温泉、プールなど、あらゆるシーンで活躍。
経血が空気に触れないため、ニオイが気にならない。
デメリット:
挿入・取り出しに慣れが必要。
洗浄の手間がある。
外出先での洗浄に抵抗がある場合がある。
体質によっては合わない場合がある。
選び方のポイント:
サイズ: 経産婦か未経産婦か、経血量によってサイズが異なります。最初は小さいサイズから試すのがおすすめです。
硬さ: 柔らかいものから硬いものまであります。初心者は柔らかいものから試すと良いでしょう。
生理中の「快適さ」をもっと高めるヒント
生理用品を選ぶだけでなく、日々の過ごし方でも生理中の快適さは変わってきます。
こまめな交換: ナプキンやタンポンは、経血量に関わらず、こまめに交換することで、ムレやかぶれ、ニオイを防ぎ、清潔に保てます。
体を温める: 冷えは生理痛を悪化させる原因にもなります。温かい飲み物を飲んだり、お腹や腰を温めたりして、体を冷やさないようにしましょう。
生理日管理アプリの活用: 生理周期を把握することで、次の生理がいつ来るか、どのくらいの量が来るか予測でき、生理用品の準備や予定調整がしやすくなります。
無理をしない: 生理中は体がデリケートな時期です。無理なスケジュールは避け、ゆったりと過ごす時間を意識しましょう。
まとめ：自分に合った生理用品で、生理期間を心地よく！
生理用品は、私たちの生理期間を支える大切なアイテムです。ナプキン、タンポン、吸水ショーツ、月経カップと、それぞれに異なる特徴とメリットがあります。
「みんなが使ってるから」ではなく、自分の経血量、ライフスタイル、肌質、そして何よりも「自分が生理期間をどう過ごしたいか」という視点から、最適な生理用品を選んでみましょう。
いくつかの種類を試してみるのもおすすめです。例えば、多い日はタンポンと吸水ショーツの併用、少ない日は吸水ショーツのみ、といったように、シーンによって使い分けるのも賢い選択です。
あなたにとっての「ベストな生理用品」を見つけて、生理期間を少しでも快適でハッピーな時間に変えてくださいね！