お弁当の作り置き、前日に済ませるコツ!冷蔵・冷凍の賢い保存術
毎朝のお弁当作り、時間がない中で準備するのは本当に大変ですよね。「前日に作り置きしておけば、もっと楽なのに…」と考えている方も多いのではないでしょうか。実は、お弁当のおかずは賢く保存すれば、前日に準備して、翌朝は詰めるだけ!という理想を叶えられます。
今回は、お弁当の作り置きを前日に済ませるための冷蔵・冷凍保存のコツと、美味しく安全に食べるための注意点について詳しく解説します。これで、忙しい朝も心にゆとりが生まれますよ!
前日準備のメリットと、美味しく安全に保存する基本
お弁当の作り置きを前日に済ませるメリットはたくさんあります。
- 朝の時短: 詰めるだけなので、準備時間が大幅に短縮されます。
- 心にゆとり: 慌てることなく、ゆっくり朝食をとったり、身支度を整えたりできます。
- 献立の計画性: 週末などにまとめて作り置きしておけば、1週間分の献立も考えやすくなります。
しかし、前日準備には「傷みにくい工夫」が必須です。食中毒のリスクを避けるためにも、以下の基本をしっかり押さえましょう。
- しっかり加熱する: 食材は中心までしっかり火を通しましょう。
- 冷ましてから保存: 熱いまま保存すると、結露で水分が発生し、雑菌が繁殖しやすくなります。必ず粗熱を取ってから保存しましょう。
- 清潔な容器を使用: 保存容器や調理器具は清潔なものを使います。
- 素早く冷ます・温める: 調理後から食べるまでの時間、そして再加熱の際も、素早く温度変化させることが重要です。
お弁当おかずの賢い保存術:冷蔵と冷凍の使い分け
作り置きするおかずの種類や、食べきるまでの期間に合わせて、冷蔵と冷凍を使い分けましょう。
1. 冷蔵保存:当日〜2日程度で食べきるおかずに
比較的日持ちするおかずや、翌日食べるものに適しています。
- 保存方法:
- 完全に冷ましたおかずを、密閉できる保存容器に入れます。シリコンカップなどで小分けにしてから容器に入れると、詰める時に便利です。
- 容器の蓋をしっかり閉め、冷蔵庫で保存します。
- 向いているおかずの例:
- きんぴらごぼう、ひじきの煮物、切り干し大根の煮物(和風の煮物)
- 鶏肉の照り焼き(しっかりと火を通したもの)
- 卵焼き、ゆで卵(半熟は避ける)
- ブロッコリーやアスパラガスなど、茹でた野菜(水気をしっかり切る)
- 注意点:
- 水分が多いおかずは傷みやすいので注意が必要です。
- 生野菜のサラダは、ドレッシングをかけると傷みやすいので、当日持っていくのがおすすめです。
- ポテトサラダやマカロニサラダなど、マヨネーズを使ったおかずは傷みやすいので、夏場は特に注意が必要です。
2. 冷凍保存:3日以上先のおかずや、まとめて作り置きする時に
長期保存したい場合や、大量に作り置きしたい場合に最適です。
- 保存方法:
- 完全に冷ましたおかずを、1回分ずつラップでしっかりと包みます。
- さらに**フリーザーバッグ(ジッパー付き保存袋)**に入れて、空気をしっかり抜いてから冷凍庫へ。
- 急速冷凍機能があれば活用しましょう。
- 向いているおかずの例:
- ハンバーグ、ミートボール(味付け済み、焼いてから)
- 唐揚げ、鶏肉の竜田揚げ(衣付きで揚げてから)
- ひじきの煮物、きんぴらごぼう(水分が少ないもの)
- ほうれん草のおひたし(水気をしっかり絞る)
- 鮭の塩焼き、鶏むね肉の蒸し鶏
- 注意点:
- じゃがいもやこんにゃくは、冷凍すると食感が変わる(パサつく、ゴムのようになる)ことがあるため、冷凍にはあまり向きません。
- 味付けの濃いものや、油分の多いもののほうが冷凍に向いています。
お弁当を詰める時のポイント
- 完全に冷めてから詰める: 朝、ご飯や他のおかずを詰める際も、温かいものはしっかり冷ましてから蓋をしましょう。温かいものと冷たいものが混ざると、結露して水滴がつき、傷みやすくなります。
- 水分はしっかり切る: おかずの水分は、雑菌が繁殖する原因になります。茹でた野菜などは、キッチンペーパーなどで水気をしっかり拭き取ってから詰めましょう。
- おかずカップを活用: おかずカップ(シリコン製や紙製)を使うと、味が混ざるのを防ぎ、衛生的です。
前日のお弁当作り置きは、忙しいあなたをサポートする強い味方です。正しい保存方法と注意点を守って、美味しくて安全な手作りお弁当を毎日楽しんでくださいね!